語学と人類の発展

　先週からNHKで「ヒューマン・エイジ」という番組が好きになりました。人間がどのように脳が発達して、進化してきたかをたどる番組で興味深く見ながら、学習させてもらっています。

　タイトルからわかるように、いかに我々人間がこの自然や地球に相々な（どちらといえば悪い）影響を与えてきたかを具体的に示してくれています。

　先週は「なぜ人間は戦争をするのか、止められないのか」というテーマでした。過去3500年の間に何と、1億5000人が戦争で殺されているという数字に私も驚かされました。他の動物でこんなに同じ種を殺し合う生物は、人間を除いていません。どうやら他者に自己や仲間の利益を奪われまいとする脳の行動であるらしいのです。

　これからこの番組は毎週日曜日21：00から続きますが、皆さんも見て、大いに考えてみてください。番組ではまだ出てませんが、私も面白い人間の脳に関する面白い記事を思い出しました。

　人間の脳ははじめは500gぐらいだったのか、その後、700g、1kg、現在の1.2㎏～1.5kgへと進化してきたそうです。ではなぜその進化が起きたのか？それは狩をしてよりおいしい物を食べたかったからだと言われています。その時に大変重要で必要とされたものが相互のコミュニケーション⇒言語です。

　体力的に肉食動物より弱い人間達が集団で大きな力となり、狩をするためには、どうしても意思疎通（言語）が必要だったわけです。今やその言語が、大きく発展しまた深みを加えて世界に約4000種の言語があると言われています。

　人間同士の相互理解のために言語、文字を持った人類が、お互いの発展のために、「語り合う」というプリシティブな姿勢と重要性をもう一度、考え、取り戻す時に来ていると思います。

　ただいま、サマー・キャンペーンを実施しております。

Harry